宮崎県都城市の霧島酒造では、今シーズンの芋焼酎の仕込みが始まりました。
今回の仕込みでは「サツマイモ基腐病」対策で整備された新しい施設から苗を供給したさつまいもも使われています。
霧島酒造では、焼酎の原料となるさつまいも、「黄金千貫」の収穫の時期に合わせて先月から芋焼酎の仕込みが始まっています。
このうち、都城市志比田町の工場には、7日も県内や鹿児島県などで収穫された「黄金千貫」が次々と運び込まれ、従業員がイモの選別作業にあたっていました。
霧島酒造では、「サツマイモ基腐病」により、原料となるさつまいもの確保量が計画を下回り、一部の商品で販売が休止となるなど影響が出ています。
こうした中、霧島酒造は、去年、健全なイモの苗を育成し生産農家のもとへと供給する施設「イモテラス」を整備し、今シーズンの仕込みから施設から供給したさつまいもも原料として使用しているということです。
(霧島酒造製造部 橋元隆児課長)
「『イモテラス』という施設で作った苗が農家に届いて、初めてさつまいもとなって、こちらの工場に届いたということで感無量の思いです。作ってもらったさつまいもを大切に、おいしい焼酎へと変えていきたい」
霧島酒造では、5つの工場で毎日400トンのさつまいもを使い、1日当たり一升瓶でおよそ20万本の焼酎を製造するということです。
注目の記事
富士山噴火 その時、大量の火山灰が降ると…「人の流れ、物の流れが滞ってくる」 専門家が指摘する準備と対策

「市道の陥没 実は3年前に見つかっていた腐食」対応していなかったのか?取材に対し市の担当者は…市内では約10年で1035か所の空洞 日本の道路は大丈夫!? 仙台

「壊滅的な気温上昇」それでも進まぬ再生可能エネルギー... あくまで“民間事業”かそれとも“支援”か 問われる国の再エネへの本気度【サンデーモーニング】

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】

ラオスで広がる日本人“児童買春ツアー”の闇 授業の合間に呼び出され…性的搾取される少女たち

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台
