7日の福島県内は、湿った空気や上空の寒気の影響で、各地で記録的な大雨となりました。郡山市では道路一面が冠水し、まるで池のように。走行中の車をみると、タイヤの高さほどに水があふれていました。

郡山市の住民「12時半から降り始めて30分位でこうなった。雷雨で」

午後3時すぎの会津若松市では、稲光が立て続けに発生していました。雨雲が発達した会津の北部では、午後3時前までに1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ「記録的短時間大雨情報」が、喜多方市や猪苗代町などで相次いで発表されました。

1時間あたりの雨の量は、喜多方市で87ミリ、猪苗代町で56.5ミリといずれも観測史上最大を記録。午後5時半現在、警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報が喜多方市と磐梯町、それに北塩原村に発表され、喜多方市や猪苗代町の一部で避難指示が出されています。(猪苗代町は7日午後6時解除)

下郷町では、国道118号(121号)と県道1か所が、土砂崩れのため通行止めとなっています。(国道は7日午後6時解除)

午後2時15分頃、下郷町で視聴者撮影

また、喜多方市では、最大で5900戸が一時停電しました。

停電した信号・喜多方市

JR磐越西線では、会津若松と山都間の上下線で運転を見合わせ、水郡線は磐城石川と郡山の間で午後5時半以降の7日の運転をとりやめました。