連日暑い日が続く中、塗るだけで温度を下げるという塗料の開発が進んでいます。一体どのようなものなのか、車を使った実証実験が公開されました。
羽田空港を走る1台の車。実は、特殊な加工が施されています。
記者
「こちらの2台、見た目はほぼ同じですが、サーモカメラで見てみるとボンネットの部分、温度が違います」
塗ることで温度を下げる塗料。中国の素材メーカーが開発した技術をもとにつくられています。
温度が下がる理由は、太陽光や赤外線を反射させるだけでなく、放射冷却の技術の応用があります。
屋外で一般的な日射加工した板と、放射冷却の加工をした板にバターをのせ、実験した映像。置いてから4分、一般的な加工ではバターが溶けだした一方で、放射冷却の方のバターはそこまで溶けていません。
この技術を応用し、車の屋根の温度は通常に比べ12度、車内の天井部分で5度低くすることができたということです。
日産自動車 先端材料・プロセス研究所 三浦進 主任研究員
「エアコンの消費電力の削減につながって航続距離が伸びたり、地球環境のカーボンニュートラルの実現にも貢献する要素の一つになっております」
日産は先月31日に初の統合報告書を発行し、車1台を作るときの二酸化炭素を2030年までに52%削減する目標を発表していて、脱炭素化を急いでいます。
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