パリオリンピック™の期間中もイスラエルによるガザ地区への攻撃は続いています。今回のオリンピックにはパレスチナから8人の選手が出場しています。そのひとり、競泳の女性選手が伝えたかった思いとは。
パレスチナ代表の競泳選手、バレリーローズ・タラジさん(24)。アメリカで生まれ育ちましたが、祖父はイスラエルが攻撃を続けているガザ地区の出身です。
パレスチナ代表 競泳選手 タラジさん
「これはチームメートです。戦闘で頭にけがをしました。(ガザ地区の)ラファのすぐそばにいて、私たちは彼を助け出そうとしています」
パレスチナのオリンピック委員会は去年10月のハマスの襲撃以降、ガザ地区での戦闘では、これまでに選手やコーチらおよそ400人が死傷したとしています。
パレスチナ代表 競泳選手 タラジさん
「本当に恐ろしいです。毎日、毎週、チームメートが亡くなり、コーチやメンバーの家族が亡くなっています」
ガザは現在の戦闘が始まる前からイスラエルによる封鎖と攻撃にさらされてきましたが、子どもたちにはわずかながら自由がありました。タラジさんはオリンピックに出場することで、パレスチナの人たちの人権の大切さを世界の人々に知ってもらいたいと考えています。
パレスチナ代表 競泳選手 タラジさん
「スポーツをすることは人権だと、若い人たちに伝えたいと思っています。特に、ガザでは子どもたちから人権が奪われていて、外に出て遊ぶこともできません。どんな形であっても取り戻したいです」
そして、2日。タラジさんは200メートルメドレーに推薦枠で出場。予選通過はなりませんでしたが、ゴールした後、腕につけたパレスチナの旗のシールを指し示し、笑顔を見せました。
パレスチナ代表 競泳選手 タラジさん
「疲れました。でも、世界最高の舞台で戦えたことを本当に光栄に思います。応援してくださった全ての人たちに感謝したいです」
観戦したタラジさんの父親は…
タラジさんの父親
「娘が小さいころからやりたかったことでした。彼女にとって最大の名誉であり、パレスチナの人々のためにメッセージを伝えることができたと思います」
世界の分断が深まるなか、「平和の祭典」とされるオリンピックの意義が問われています。
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