盛岡市の中学校による芸術祭が2日行われ、学校が長年取り組む群読劇が披露されました。
またステージでは郷土芸能も披露され、学校と地域が一体となって舞台を作り上げました。

芸術祭は、盛岡市の渋民中学校が「特色ある学校づくり」の一環として開催したもので、今年で3年目です。
ステージでは最初に地域の団体が伝統芸能を披露し、会場を盛り上げました。
このうち田植えの様子を表現し、豊作を祈って踊る下田田植踊りは、保存会の会員の高齢化が進む中、2日は生徒と保護者も参加して3つの踊りを披露しました。
芸術祭の目玉が、学校で10年以上取り組まれている群読劇です。
生徒の有志が出演し朗読を行う舞台で、照明や音響なども生徒が担当します。

劇では地域が輩出した歌人・石川啄木の短歌をセリフや歌で表現。
生徒たちは練習を重ねて作り上げた劇を力いっぱい演じていました。