新型コロナの感染拡大が続く中、体制が手薄となっている夜間の救急医療現場には連日、多くの患者が運ばれています。

重点医療機関などが23日、救急車の要請について軽症の人は慎重に考えて欲しいなどと呼びかけた背景には医療現場のひっ迫があり、病院からは夜間の体制の強化を求める声があがっています。

山梨大学医学部附属病院の夜間救急 23日夜


清水祐甫記者:
救急患者が次々と運ばれてきていて医療従事者があわただしく対応に追われています。


山梨県中央市にある山梨大学医学部附属病院の夜間救急です。


新型コロナの感染者が県内でも1000人を超えた7月下旬以降、感染者の救急搬送が増え、救急患者はこれまでの1.5倍から2倍に急増しています。

山梨大学医学部 森口武史教授:
いつも以上の患者を診療しなければいけないので、こちらの処理能力を超えた患者が集中する時間帯があり、患者の診療までに時間がかかる事態になっている。


23日夜も次から次へと救急車で患者が運ばれていました。