ソフトウェアの開発や販売を手掛ける東京の企業が、社員の幸福度=ウェルビーイングを高めようと、軽井沢にリゾートオフィスを開いて1年が経ちました。
社員の8割が利用していて、会社は「企業価値の向上につながった」と話しています。
軽井沢町のリゾートオフィスで、開設1周年を記念して7月31日に式典を開いたのは、東京のソフトウェア開発会社アステリアです。
リゾートオフィスは、社員が心身ともに健康的に働ける環境を整備し、「ウェルビーイング」を高めることで生産性向上につなげるのがねらいです。
平野洋一郎社長:
「なぜウェルビーイングかっていうところなんですけども、これまでは手をたくさん動かすとか長い時間働くとか、そんなことはAIとかロボットができてしまうんですね」
「AIが台頭するこの時代に、人の役割は創造性を働かせること」と話すのは平野洋一郎(よういちろう)社長。
平野社長:
「キッチンもチームで料理を作る。これがかなりいいチームビルディングになりますね」
自然豊かなオフィスは、キッチンのほか宿泊スペースやジャグジーなども備えています。
アステリアではリモートワークを推進していて、希望者には往復の交通費が支給されいつでもこのオフィスで働くことができます。
1年間で社員のおよそ8割にあたる100人ほどが利用しました。
平野社長:
「日々はばらばらに仕事をしているんですが、この拠り所ができたことによって、社員の意識とか、まとまりを実感している」
アステリアは今後、IT企業として、生成AIやDX化について学ぶ自治体向けの講座などを開き、長野県をAI先進県にしていきたいと話しています。
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