日本バレーボール協会は24日、世界バレー女子(9月24日開幕、オランダ・ポーランド開催)に向けた最終合宿の参加メンバーを発表し、主将でエースの古賀紗理那(26)ら16人が選出された。

セッターは昨年の東京五輪で日本の司令塔を務めた籾井あき(21)が復帰。籾井は昨年、9月に右手の甲の薬指下を骨折して9月中旬、今年5月と2回の手術を乗り越え、7月下旬に代表合宿に合流している。ネーションズリーグに出場した松井珠己(24)は外れた。

この日、行われたオンライン会見で眞鍋政義監督(59)は「いよいよ世界バレー女子大会が1か月となりました。3次リーグ進出(決勝トーナメント)が我々の目標です。しかし今回の世界バレー第1次リーグ、また第2次リーグと非常に厳しいゾーンに入っております。一致団結してこの目標を達成できるようにベストを尽くしていきたいと思っております」と意気込みを語った。また籾井について「今の状況だと違和感なく、トスも正確に上げられますし、そういった意味では東京五輪を経験してるということは我々にとっては大きい選手かなというには思います」と話した。

主将でエースの古賀は「それぞれ一人ひとりが繋がりを持って戦う、というのが勝つためにとても大切になってくると思うので、助け合いだと思っているので。そういうチームを目指してやっていきたいなと思っています」と眞鍋監督同様、団結力を強調した。

日本はこのあとナショナルトレーニングセンター(東京・北区)、オランダでの事前合宿を経て、フランスで行われるパリ五輪プレ大会に出場。最終的にメンバーは14人に絞られ、9月24日に開幕する世界バレーに挑む。


【世界バレー最終合宿に参加するメンバー16人】

■セッター
関菜々巳(23・東レアローズ)
籾井あき(21・JTマーヴェラス)

■アウトサイドヒッター/オポジット
内瀬戸真実(30・埼玉上尾メディックス)
井上愛里沙(27・久光スプリングス)
古賀紗理那(26・NECレッドロケッツ)※主将
宮部藍梨(24・ヴィクトリーナ姫路)
林琴奈(22・JTマーヴェラス)
石川真佑(22・東レアローズ)
宮部愛芽世(20・東海大学)
佐藤淑乃(20・筑波大学)

■ミドルブロッカー
島村春世(30・NECレッドロケッツ)
横田真未(24・デンソーエアリービーズ)
小川愛里奈(24・東レアローズ)
山田二千華(22・NECレッドロケッツ)

■リベロ
小島満菜美(27・NECレッドロケッツ)
福留慧美(24・デンソーエアリービーズ)


【世界バレー日程・1次ラウンドD組(オランダ)】
9月25日(日)vsコロンビア
  26日(月)vsチェコ
  28日(水)vs中国
  30日(金)vsブラジル
10月2日(日)vsアルゼンチン


※1次ラウンドは各組の最終成績上位4チーム(計16チーム)が2次ラウンドに進出。2次ラウンドでは、16チームが2組に分かれて、別組から勝ち上がった4チームと対戦。各組の最終成績上位4チーム(計8チーム)が決勝トーナメントに進む。