愛知県の警察署長が、自らの特技を使って特殊詐欺の撲滅に乗り出しました。

愛知県清須市にある西枇杷島警察署のトップ、渡邊教義署長の特技は似顔絵です。
取材した記者の似顔絵を描いてもらうと…。


(記者)「すごい、そっくり」
スケッチブックには数々の力作が!

(西枇杷島警察署 渡邊教義 署長)
「一時は漫画の道へ行こうと思ったこともある。うまくいかないだろうと警察官の道を選んだ」
少年時代は漫画家を志していた署長、この特技を生かして始まった取り組みが。

飲み物の下に敷くコースターに描かれたのは…、甘い儲け話を女性に持ちかける「サギ」。

特殊詐欺撲滅のために7月31日から管内34の喫茶店で、この署長オリジナルデザインのコースターが配られます。

(喫茶店を訪れた客)
「なかなか良いじゃないですか」
「上手だね」

愛知県内では、ことしに入って6月末までに662件の被害が確認されていて、被害総額は約14億6000万円に上ります。

(西枇杷島警察署 渡邊教義 署長)
「『署長が描いたらしいよ』と口コミで広がって、特殊詐欺の被害で涙する人が1人でも減れば」














