40年近く前に発売された日本のホラー漫画がなぜか今、韓国でブームになっています。特に、当時は生まれていないはずの若い女性に人気なのですが、その理由とは?
若者が集まるソウルのホンデ。駅前に掲げられていたのは、日本の漫画をあしらえた大きな垂れ幕です。
記者
「平日にもかかわらず、行列ができています」
行われていたのは、日本が誇るホラー漫画の鬼才・伊藤潤二さんの展示会です。チケットは連日完売の大盛況。客の7割が若い女性だということです。
そんな伊藤さんの数ある作品の中でも、韓国で特に人気のキャラクターが…
「冷たくて傲慢な魅力。悪女みたいな感じ」
「富江。見たらきれいでした」
「富江」。性格はひどく傲慢ながらも、美しい容姿を持つ「富江」が男たちを翻弄した挙句に殺され、体を切られると増殖するという物語です。
日本では映画化もされた伊藤さんのデビュー作。
「全世界の男たちを不幸にする」
大人気のウェブトゥーン作家がおすすめの作品として紹介し、韓国で最近、人気が再燃しているのです。
記者
「ソウルにある書店には、伊藤潤二さんの作品のコーナーができています」
ただ、韓国で富江が発売されたのは20年以上前。なぜ今、若い世代を引きつけるのか?
「(IVEの)チャン・ウォニョンがよく富江に似ていると言われます。猫のような魅力と最近のトレンドが融合した美しさだと思う」
人気を集めているK-POPアイドルたちがSNS上で「富江」に似ていると指摘されたことで、漫画の「富江」が改めて注目されました。
特にその美しさが話題となり、流行に敏感なユーチューバーたちが富江風メイクにチャレンジする動画を次々と投稿しています。
フォロワーが20万人を超えるこちらのユーチューバー。
「目を鋭い感じにします」
コツはファンデーションの厚塗りと、目を切れ長にすることだそうで…
「似てる?」
さらに、人気に便乗するメーカーも現れ、富江とコラボした化粧品も発売されました。
専門家は富江の人気の理由について、キャラクターの美しさに加え、「思ったことが言いづらい韓国社会で、好き勝手に振舞う『富江』が若い世代に刺さった」と分析します。
「言いたいことを言い、堂々としているのが魅力です」
「家に帰って、改めて漫画を読んでみようと思います」
韓国で魅力が再発見された「富江」。ゾッとする物語で日本の夏を涼むのはいかがでしょうか?
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