実は今“空前の活況”とも言われる買い取り現場に密着しました。捨ててしまう寸前だったアクセサリーにも驚きの査定!「高く売るなら今」だというのです。

■“空前の活況”買い取り市場 定価約130万円→買い取り価格292万円も

大きな紙袋に入った荷物を持ち込むお客さん。取り出したのは、なんかすごそうな、木の箱。さらに・・・九谷焼の壺。

家族が昔にもらった値打ちの分からない物を査定してもらいにきたといいます。 

結果は・・・ 

▼壺が500円。
▼木箱には、特別な価値はありませんでしたが10円の値がつきました。 

お客さん
「じゃぁまた、家帰って相談して来ます」 

ブランド品はもちろん、他社が買い取らない日用品まで幅広く取り扱う買い取り専門店「エコリング」。 

去年の売上高は前の年と比べて56億円増加し、過去最高の188億円。 

今、買い取り市場は空前の活況、なんだそう。その要因の一つが・・・ 

お客さん
「もう全然捨てるものとして来てるので、(捨てるより)罪悪感がないという意味で持ってきてます」

リサイクル・リユース意識の高まりです。 

こちらのお客さんはシーズン毎にタンスを整理して服を持ち込んでいるといいます。この日は着なくなった衣類5点が1230円になりました。活況の理由は他にも・・・

エコリング 麻布十番店 月村竜也店長
「きれいですね。あんまり使われてなかった?

女性「かもしれない(笑)」

海外ブランド・ジミーチュウのショルダーバッグに、コートなど衣類の買い取りを依頼しました。すると、店長の目が光ります!

エコリング 麻布十番店 月村竜也店長
「あ、イッセイのですね」 

イッセイミヤケのラムレザーコートです。10年前に30万円ほどで買ったものだといいますが、状態は良好。

「全部合わせて1万円以上になって欲しい」と話すお客さん。

果たして、査定の結果は・・・ 

エコリング 麻布十番店 月村竜也店長 
「買い取り金額になります。お確かめください」

希望を大きく上回る、3万1千円に。 

▼ジミーチュウのショルダーバッグは7300円。
▼イッセイミヤケのコートは、10年間使ったものでしたが、2万円の値がつきました。
 

エコリング 麻布十番店 月村竜也店長
「イッセイミヤケの洋服が今需要がまた高まっておりますので、二次流通の中古市場でも相場が上がっております。もしご不要で、おうちに眠っている方がいらっしゃったら、今お売りになるのは非常にチャンスですね」

そう、今、買い取り現場では「売るなら今!」が合い言葉。 

特に海外ブランド品がチャンスだといいます。 

エコリング 麻布十番店 月村竜也店長
「ブランドでいいますとエルメス、シャネル、ヴィトン、時計ですとロレックス。軒並み相場が上がっておりますのでお売り頂くときも高価買い取りが可能です」

円安や世界的な物価高などの影響で国内でのブランド品の新品価格が値上がり。 
それに伴い、中古品の買い取り価格も上がっているんです。 

こちらの定価およそ60万円のシャネルのハンドバッグは、1か月前は買い取り価格が42万円でしたが、現在は46万円と4万円アップ。 


こちらのエルメスのケリーバッグ。定価およそ130万円ですが・・・買い取り価格は、なんと定価超えの292万円まで上昇中!

流通量も少ない品のため、ここまでの高価格になっているといいます。そして、思わぬ掘り出しものが見つかるのも買い取りの醍醐味です。

こちらのご夫婦、持ってきたのは捨ててしまおうと思っていたアクセサリーや雑貨など。 

素人目には、どれにどんな価値があるのか全く分かりませんが・・・ 

店長は見逃しませんでした! 

エコリング 麻布十番店 月村竜也店長 
「あ、これは金ですね。18金になります」

捨てようと思っていた雑貨の中から、18金のイヤリングを目ざとく発見!

エコリング 麻布十番店 月村竜也店長 
「8700円近くになります」 

妻「すごーい」
夫「ありがとうございます」


「金メッキだろう」と思い込んでいたものが実は金だった、というケースは珍しくないんだそう。 

「売るなら今」と言われる買い取り市場。捨てようとしているモノがあったら、一度、査定してもらうのもいいかもしれません。