勤務実態のない公設秘書の給料を国からだまし取ったとして、30日、東京地検特捜部が自民党の広瀬めぐみ参議院議員の事務所などを、詐欺の疑いで家宅捜索しました。

東京地検特捜部が詐欺の疑いで家宅捜索を行ったのは、自民党・岩手選挙区選出、広瀬めぐみ参議院議員の東京都内の自宅や、岩手県盛岡市の事務所などです。


関係者によりますと、広瀬議員の事務所では2022年から2023年まで公設第一秘書の妻を公設第二秘書として届け出ていましたが、勤務実態がないにも関わらず、国からの給与、数百万円をだまし取った疑いがあるということです。
広瀬議員は午前11時半ごろ、捜索を受けている都内の自宅に戻りました。

(記者)「広瀬さん一言お願いします」
(広瀬)「また、しっかりと説明させていただきます」

特捜部はすでに事務所関係者を聴取していて、押収した資料をもとに、実態解明を進めるものとみられます。


広瀬議員が詐欺の疑いで家宅捜索を受けたことについて、県民の受け止めは?

(インタビュー1人目)
「ちゃんとしてほしいですね…しっかり税金使って活動されているんでしょうから、責任を持って活動してほしい。今、厳しい目が向けられていることはご本人もおわかりでしょうから、そこはしっかりやってほしいと思う」
(インタビュー2人目)
「良いことを多く政治家の皆さん言うと思うんですけど、それが実際行動につながっているかを実感できていない」

また、広瀬議員の家宅捜索を受け、自民党岩手県連の臼澤勉幹事長が取材に応じました。(自民党岩手県連 臼澤勉幹事長)
「極めて遺憾と思っている。捜査の推移を見極めながら、しっかりと広瀬議員につきましては説明責任を果たしていただきたいと思います」〆