■突如出現した“第二次世界大戦の軍艦” 猛暑で川の水位が下がり…

ホランキャスター:
暑かったのは日本だけではなく、世界各地で猛暑となりました。それにより水位が下がって、意外なものが見えたというケースがありました。

ホランキャスター:
ドイツから黒海へ流れるドナウ川。猛暑の影響で100年ぶりに水位が下がりました。こちらはセルビアの港町プラホボという場所から撮った写真です。白くなっている中洲のような部分、普段は見えないようですが水位が下がったことで顔を出したようです。

さらに、水位が下がったことによって川底から軍艦が出現したということなんです。これは一体いつ、誰のものなのか、調べてみると・・・第二次世界大戦中のドイツの軍艦だったんです。それも1隻だけでなく20隻も出現したとのことです。
この軍艦は撤去しなければならず、撤去費用はおよそ40億円と見積もられています。

■貯水池が干上がり“巨石群”が出現…約7000年前の墓か

ホランキャスター:
スペインのバルデカナス貯水池が干上がってしまった結果、池の底から出てきたのは巨石群。この岩は自然にこの形になったのではなさそう。では、どのような岩なのか?実は、およそ7000年前のお墓ではないかというふうに見られています。このあたりで遺体が見つかることがあったため、お墓なのではないかというような見立てです。大変貴重な景色であり、この巨石群が見えるのは、過去60年間で4回だけとのことで、今しか見られない景色を見ることができます。

■干ばつの影響で…“600年前の仏像”が出現 中国・長江

ホランキャスター:
中国・重慶の長江でも干ばつの影響で川底から約600年前のものとみられる仏像が出現しました。中国メディアによりますと、川を進む船の無事を祈るため、または船の目印として建てられたのではないかという説があるようなんです。

ホランキャスター:
さらに、上海屈指の夜景スポットである「外灘(ワイタン)」では猛暑による電力不足でライトアップを一部中止。8月22日から普段とは違う景色になっているんです。節電アピールの一環という見立てなんですが日本だけではなく様々な場所で電力不足と付き合っていかなければならないような現状になっているようなんです。

ホランキャスター:
ではこの先どうなるのでしょうか。9月から11月の3か月予報が気象庁から発表されました。

▼気温
北日本は平年並みか高い
東日本から西は高い

▼降水量
全国的に平年並みも10月は東日本・西日本の太平洋側、沖縄奄美は平年並みかやや多い

森田気象予報士:
今年は小さい台風しか発生していないので、このような場合は一つだけ大きい台風がやってくることもありますのでちょっと心配ですね。

井上貴博キャスター:
近年異常気象が当たり前になってきているので、こんなものなのかなと思ってしまいますが日本は災害大国ですから防災対策は考えないといけませんね。

星浩 TBSスペシャルコメンテーター:
温暖化の原因の一つはおそらくCO2の排出ですよね。温暖化対策に比較的鈍いと言われていたアメリカでさえ巨額の予算を作って対策に取り組んでいますので日本も世界の先頭を切ってやらなくてはいけないけど今のところまだ鈍い。温暖化対策は我々大人の責任だと思いますね。

井上キャスター:
次の世代が暮らせるように。我々世代の責任ですね。