群馬県伊勢崎市で今年6月に国内で初めて気温40度台を記録するなど、東日本や西日本では記録的な猛暑となりました。この、6月下旬から7月の初めにかけて観測された記録的な猛暑について、気象庁の有識者検討会は「異常気象に該当する」との見解を示しました。この猛暑、日本だけの問題ではなくヨーロッパをはじめ世界各地で影響が出ています。

■6月・7月の暑さ「異常な状態」気象庁有識者検討会

ホラン千秋キャスター:
6月下旬から7月初めは記録的な猛暑でした。この暑さについて気象庁の有識者検討会が8月22日に行われ、異常気象に該当するという結論になったということです。

▼群馬県伊勢崎市
6月25日に最高気温40.2℃
国内初6月に気温40℃台

▼東京都心
6月25日から観測史上初9日連続の猛暑日

ホランキャスター:
これに関して、異常気象分析検討会の中村会長は・・

異常気象分析検討会 中村尚会長
「地域の平均した気温も歴代1位、異常な状態、極端な状態と言って差し支えないと個人的には思っている」

ホランキャスター:
8月よりも、6月下旬から7月初めが特に異常だったということでしょうか?

森田正光 気象予報士:
そうです。30年に1回の出来事を、異常気象というふうに決めてるんですけども、これまでの30年間ではなかったような状況だったんですね。理由はいくつかあります。
一つは太平洋高気圧とチベット高気圧という本来夏を決める高気圧が同時に重なり、
猛烈に上の方から押さえつけたというのがありました。
もう一つは温暖化なんかもやっぱりちょっと関係してるのかもしれないなという意見もあります。