福岡市に拠点を置く水産会社が韓国産と山口県産のサザエを長崎県産と偽装して販売していたとして、九州農政局は30日、是正を指示しました。

是正を指示されたのは、長崎県壱岐市に本社を置き福岡市に拠点がある若宮水産です。
九州農政局によりますと若宮水産は、2023年4月から2024年3月までの間韓国産と山口県産のサザエ、あわせて1590キロを長崎県産と偽装していました。
産地を偽装したサザエは福岡市の鮮魚市場の仲卸業者から仕入れて、大阪や関東の鮮魚市場に卸していたということです。
九州農政局は若宮水産に対し食品表示法に基づく立ち入り検査などを行い30日、是正を指示しました。
若宮水産は「意図的ではなく、誤って産地を表示した。今後、このようなことがないように社員一同適正表示に努めます」とコメントしています。