岩手県の漁業実習船「りあす丸」が29日、最後の遠洋航海となるハワイ沖でのおよそ2か月間に及ぶマグロ漁を終え、宮古市の港に帰ってきました。

りあす丸は29日午前9時ごろ宮古港の藤原ふ頭に入りました。
今回のマグロ漁の実習に参加したのは、宮古水産高校の船舶運航コースの2年生8人と、卒業後も学校に残って専門的な漁業の知識を学ぶ専攻科漁業科の1年生5人です。

生徒たちは6月5日に宮古港を出航し、ハワイ沖でマグロ漁を行いました。
50回の遠洋航海でおよそ680人の船乗りを育てたりあす丸も、老朽化に伴い今回が最後の遠洋航海となりました。
りあす丸の後継となる新しい船は2025年3月に完成する予定です。