連日の暑さにより、各地で熱中症による救急搬送が相次いでいます。熱中症になってしまったら、あるいは熱中症と思われる人が近くにいたらどう行動すればいいのでしょうか。“最初の措置が肝心”といわれている熱中症の対処・応急処置のポイントなどを深掘りしていきます。

熱中症の“危険サイン”は?

もしかして熱中症かも?と思ったときに見極めるひとつの例として、以下の危険サインがあるそうです。ひなた在宅クリニック山王の田代和馬院長に聞きました。

【熱中症の危険サイン】
・めまい、吐き気
・汗をかかない
・尿の量が減少(脱水症状のおそれ)
・つめが紫色

熱中症の症状が出た場合、▼涼しい場所に移動、▼体を冷やす、▼冷えた経口補水液やスポーツ飲料などで水分補給をするなどの対応が必要になってくるということです。

田代院長は、特に冷えているほうが体温を下げやすいということで、冷えたものでの水分補給を勧めています。