■メジャーリーグ カージナルス 1ー0 カブス(日本時間23日 リグリー・フィールド)

カブス・鈴木誠也(28)は本拠地でのカージナルス戦に「4番・ライト」でスタメン出場した。前日22日(日本時間)のブルワーズ戦では3打数3安打1四球と全打席で出塁した鈴木。この日のカージナルス戦では8月にヤンキースから移籍し3連勝中の先発J.モンゴメリー(29)と対戦した。2回の第1打席はカウント1-1から91マイル(146キロ)のシンカーを捉えたが少し差し込まれセンターへの大きなフライに倒れた。アウトにはなったがしっかり振りぬきボールを捉えた。

4回2死ランナーなしで迎えた第2打席、カウント1-0から93マイル(150キロ)のストレートをバットの芯で捉えた打球はセンターへ。第1打席のリプレーを見ているような大きなフライとなったが、あとひと伸び足りずここもセンターフライに倒れた。
打席後、鈴木はベンチに戻るとタブレットを持って自らチームメイトに話しかけ、アドバイスを求めていた。

0対0の7回、カージナルスは5番A.プホルス(42)がメジャー通算693号となる14号先制ソロを放った。この日発表された週間MVPを10年ぶりに獲得した大ベテランは、ここ7試合で6本塁打と驚異の数字を叩きだしている。

アウトにはなっているがバッティングの状態は上向きの鈴木は1点を追う7回、モンゴメリーとこの日3度目の対戦。ホームランを警戒する相手バッテリーはストライクゾーンを大きく使いカウント1-1からは内角の厳しい所にストレートを2球続ける。鈴木はこれを見送りカウント2-2とされると、モンゴメリーは外角低めにチェンジアップを2球続けて投じる。カウント3-2からの7球目、鈴木は外角低めのシンカーを引っかけてショートゴロとなり、カージナルスバッテリーの投球術に打ち取られた。鈴木はこの日、3打数無安打で打率.247。

カブスはこの試合わずかヒット1本に終わり、モンゴメリーにメジャー初完封を許し連敗となった。