まもなくパリオリンピック™の開会式を迎えるパリ。世界各地から観光客が続々と集まる一方で、多くの市民が大会期間中、パリから“脱出”しようとしています。一体、なにが起きているのでしょうか。
きょう、開幕を迎えるパリオリンピック。セーヌ川沿いでは開会式に向けて最終調整が行われるなど、世界中から訪れる観光客をもてなす準備が着々と進められています。一方で…
記者
「こちら、パリの主要ターミナル駅のひとつ、リヨン駅なのですが、オリンピック開催を前にパリから逃げ出そうとしている市民が多くいます」
パリ市民
「普段であれば7、8月はパリにいるのですが、とんでもないことになるのが目に見えていたので、ここを離れることにしました」
「市民は喜んでいないし、(期間中)去ります。オリンピックなんてなければ良かった」
“自国開催のオリンピックを楽しみたい”という人たちが多いかと思いきや、パリを脱出する市民が相次いでいるのです。
美容師として60年近くのキャリアを持つデュガストさん(74)。例年、夏は客でにぎわうはずの美容室ですが、かつてないほど客足が遠のいているといいます。
美容師 マーク・デュガストさん
「どこに行くにも規制があって、QRコードを持ち歩く必要があれば、誰だって髪の毛を切る気なんてなくしますよ」
大会はパリ市内全体を使って開催され、広い範囲で通行規制が敷かれています。実際、街を歩いてみると…
美容師 マーク・デュガストさん
「ほら、どこもかしこも警察だらけです。ここに入るにもQRコードが必要です。通る人は乗り物に乗っていても書類を取り出さないといけないんです」
例年7月には観光客で溢れている人気の地区もがらんとしていて、カフェも客足はまばらです。
さらに大会期間中は、地下鉄の運賃が通常のおよそ2倍になるなど物価も上昇傾向にあり、住民からは不満の声があがっています。
美容師 マーク・デュガストさん
「メトロ(地下鉄)の料金は2倍になり、ホテルは天文学的な値段になっています。世界中からやってくる観光客や、アスリートを良い環境で歓迎するのは大事ですが、こうして一般市民が犠牲になるべきではありません」
大会期間中、半数近い市民がパリを離れる可能性があるという調査結果も出ていて、パリの人たちにとっては、いつもと違うバカンスシーズンとなりそうです。
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