宮城県気仙沼市がハード面での「最後の復興事業」と位置づける大島・亀山へのモノレールの整備が始まりました。26日は起工式が行われ、市の関係者らが工事中の安全を祈願しました。

気仙沼市の大島で行われた起工式では、市や県などの関係者が集まって工事の安全を祈願しました。

市が整備するのは亀山の中腹から山頂までの409メートルを結ぶモノレールです。20人乗り2両編成での運行を予定していて、発着点には駅舎も設置します。また、リアス式海岸を一望できる山頂には展望テラスなども整備されます。

モノレールの事業費は当初9億9千万円を見込んでいましたが、資材の高騰などの影響で16億9000万円に増えこのうち、およそ7億円は国の交付金で賄われます。

菅原茂気仙沼市長:
「三陸復興公園屈指の景観が楽しめる亀山山頂だと思っています。大事なのは亀山山頂でいかに楽しめるか、それが観光、産業として島民市民にいかに寄与できるかそのことを追求していきたい」

市がハード面での「最後の復興事業」と位置づけるモノレール整備。2025年度中の開業を目指します。