東北地方を中心とした記録的な大雨で、山形県や秋田県などで大きな被害が出ています。
岩手県内でも激しい雨が降り、農業用ハウスが浸水するなど影響がありました。

停滞する梅雨前線の影響で、記録的な雨の量となった山形県と秋田県で大きな被害が出ています。


一方、県内も26日午前9時までの24時間降水量が滝沢市滝沢で120ミリ、八幡平市岩手松尾で114ミリを記録し、大雨となりました。

(奥村キャスター)
「真っ赤な夏イチゴが実ったハウスの中です。浸水してしまっています。水の深さは足首ぐらいまできています」

盛岡市渋民で夏に合わせてイチゴをハウス栽培している農家では、出荷のピークを迎えているハウス2棟が浸水しました。

(玉山うるおいイチゴ園 菊池潤さん)
「きょう分の出荷でだいたい100キロぐらいを考えていたが、これだと作業にならないので、お客様に謝る形でお断りしてある分だけお配りする」

幸いこれから収穫するイチゴに被害はありませんでした。

(菊地潤さん)
「せっかく出せると思っていたのにもったいない。在庫がある分は無事なので、それでつないでいくしかない」

県内は27日も雨が降り続き、内陸を中心に雷を伴って警報級の大雨となる可能性があります。
引き続き、土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に注意・警戒が必要です。