アメリカのトランプ前大統領の暗殺未遂事件で、容疑者の男は事件の1週間前から犯行の計画を立て始めたとの見解を捜査当局が示しました。
事件を捜査しているFBI=連邦捜査局が24日の議会の公聴会で明らかにしたもので、クルックス容疑者は事件の1週間前にあたる6日に、1963年に起きたケネディ大統領暗殺事件で「(実行犯の)オズワルドはケネディとどのくらい離れていたか」について検索していたということです。
またFBIは、クルックス容疑者が▼同じ6日にトランプ氏の選挙集会への参加登録をしたほか、▼幅広い公人に関心を示す中、6日あたりから集会でのトランプ前大統領の情報を集中的に調べていたことなどから、「6日から犯行計画を立て始めた」との見解を示しました。
さらに、犯行現場には▼1週間前に20分程、▼事件当日の朝に1時間余り、▼そして当日午後のあわせて3回訪れていたとみられるということです。
FBIは、容疑者の車にあったドローンの解析を進めていて、事件の2時間余り前にトランプ氏が立っていた演壇から180メートルほど離れた位置を飛行させ、下見を行っていたと明らかにしました。
そのほか、容疑者が所持していたライフルは折り畳み式だったため、周囲の人が気づきにくかった可能性がある、とも指摘しました。
一方、犯行の動機については、未だに分かっていないと述べるに留めました。
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