接触ツールと手段

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SNS型投資詐欺では、インスタグラム、ライン、フェイスブックが主な接触ツールとなっており、全体の6割を占めています。

特に女性の場合、インスタグラムが3割を超え、最も多く利用されています。

一方、SNS型ロマンス詐欺では、これらのSNSに加えてマッチングアプリも全体の約3割を占めており、特に男性被害者の3割がマッチングアプリを通じて接触されています。

最初の接触手段としては、SNS上の広告が約7割を占めており、次いでダイレクトメッセージが多くなっています。

特にSNS型ロマンス詐欺では、8割がダイレクトメッセージによる接触から始まっていて、その後、ラインに誘導されてうその投資話を持ちかけられるケースがほとんどを占めているということです。

他者の介在少なく詐欺に気づきにくい

SNS投資詐欺が増加している背景には、スマートフォンの普及により、他者の介在が少なく、詐欺に気づきにくいことに加え、従来の「ニセ電話詐欺」のような不特定多数に電話する手法よりも、投資に興味を持った人をSNS上で集めるほうが効率的という点もあるとみられています。

警察は、「著名人になりすましたSNS上の広告が入り口になっている」「恋愛や結婚を匂わされても最終的にお金の話が出たら詐欺を疑おう」「『絶対儲かる』『あなただけ』という話は詐欺」などと注意を呼びかけています。