オールスターまでの戦いをリーグ2位で折り返した広島カープ。後半も熱い戦いが期待されるんですが、暑さとの戦いも待っています。その対策を取材しました。

記録的な暑さが予想されることしの夏。選手たちは35℃を超える中でのプレーも覚悟しなければなりません。いかにトップアスリートといえども、猛暑ばかりはなかなかの難敵です。

広島カープ 小園海斗 選手
「しんどいですね、やっぱり。毎日、試合がありますし、移動とかも多いので、きついですね」

広島カープ 栗林良吏 投手
「(夏は)体的には得意じゃないですけど、野球的にはアツい方が好きです」

広島カープ 大盛穂 選手
「主力陣が夏バテしてきたら、いつでも行けるような準備を」

6月の月間MVPを受賞した 大瀬良大地 投手もタフさには定評がありますが、さすがにこの猛暑には手ごわさを感じています。

広島カープ 大瀬良大地 投手
「やっぱり夏場にうまく勝てなかったり、いいピッチングができないっていうふうな部分もちょっとあるので、個人的には」

夏の猛暑と闘っているのは選手だけではありません。ここからの夏をいかに乗り切るか、チームスタッフも心を砕きます。

広島カープ アスレティックトレーナー 三浦真治 さん
「野手は特に経験が多い選手が多いので、対策っていうのは個人でできるんですけど、若手の選手だったり、ピッチャーでも体重が減りやすい選手だったり、夏場が苦手な選手に関しましては対策をとっています」

選手たちは自分たちの体重を定期的に記録します。そのデータはスタッフと共有、選手の状態を細やかにチェックします。

三浦真治 さん
「練習前・練習後・試合前に3回から4回測る選手もいます。練習で1キロ減ったっていう選手もいますし、たとえば先発ピッチャーだったら『投げて、終わったら1~2キロ減っています』っていうのもたまにありますから」