値上げの波はコメの栽培にも影響が出ています。

化学肥料の高騰などをうけ、山梨県内有数の米どころ峡北地域の生産法人が県に対策を求めました。


8月22日は峡北地域にある水稲の生産法人の代表者らが県庁を訪れ、長崎知事に要望書を手渡しました。

要望書の提出 山梨県庁 22日


水稲栽培では、尿素や塩化カリウムなどを原料にした化学肥料をほとんど輸入に頼っていて、ロシアのウクライナ侵攻などにより価格が高騰


20kgあたりの金額が去年11月は3000円だったのが、今年6月には5000円に値上がりしました。


さらに、燃料や資材の高騰も経営に大きな負担となっているとして、県に支援策や対策を求めました。

望月農業センター 望月茂喜代表:
米価も低迷しているので、存続が大変になってくる。今から辞める人も増えてきて、深刻な状態になる。


長崎知事は、国の肥料高騰対策の周知や、県産のブランド米の付加価値の向上などに取り組む考えを述べました。