太平洋戦争中の統制下の暮らしなど、県内の戦時中の様子を資料から学ぶ展示会が大分市で開かれています。

この「大分の戦争」展は戦時中の市民の生活や戦争の悲惨さについて知ってもらおうと、大分市歴史資料館が7月6日から開催しています。

会場には海軍兵学校の制服や陸軍の鉄の帽子といった装備品や当時の新聞など、大分市に寄贈された44点が展示されています。

この中には、県出身で硫黄島の戦いで戦死した兵士が米軍の上陸直前までの状況を記した日誌が初めて展示されています。食料調達に苦労する様子や訓練の模様が書かれたこの日誌は書き写しが用意され、来場者が自由に読むことができます。

また、空襲を受けて銃弾が刺さったままの民家の柱なども展示されていて、戦時中の様子を学ぶことができます。

この展示会は9月23日まで開かています。