熊本市は23日の市議会で、さらなる市電の延伸を検討する方針を示しました。一方、市電での顔認証による運賃決済は、実証実験で終了する方針を正式に表明しました。
熊本市電の延伸を巡っては現在、健軍町電停から市民病院前までの約1.5キロメートルの延伸が計画されています。

こうした中、交通網を強化するため、さらなる市電の延伸の検討を行うと表明しました。
熊本市移動円滑推進課 徳田隆宏 課長「基幹公共交通軸の中でも鉄軌道が入っていない部分については今後市電の延伸を検討していく」
市によりますと、市の東部と南熊本駅、田崎の三つの地域への延伸を検討するということです。

ただ、具体的な時期や区間などは示されていません。
一方、去年12月に熊本市電で実証実験を始めた「顔認証による運賃決済」は、ニーズの低さなどを理由に、正式導入を見送る方針を示しました。
