働きながら確信 「伝えることで分かり合える」

20歳になった嶋本さんいま、職場の同僚たちと一緒にランチを楽しんでいます。人生を切り開く一歩として、この春就職する道を選んだのです。

そして、これまで隠してきた吃音を公表することを決意しました。

嶋本さん「面接でも吃音を隠そうかなとギリギリまで思っていましたが、やっぱり言わないと、一番最初に言わないといけないと感じて」

面接を担当した社長や、上司の反応は。

ダイケン 松茂信吾社長「最初の『よろしくお願いします』が詰まっていた印象はあります。ただ、ぼくは“頑張れ”という感覚の方が強かった」

会社の上司「ちゃんと話し合って思いが通じ合えば全く問題がないと思います」

「伝えることで分かり合える」と確信した嶋本さん。そんな時に「注文に時間がかかるカフェ」の取り組みを知り、熊本での開催に名乗りを上げました。