全国から集まった高校生が地元の神楽を披露する「神楽甲子園」が、広島県安芸高田市で開かれました。

ことしで13回目を迎えた「神楽甲子園」には中国地方の高校を中心に北は岩手、南は宮崎など過去最多の22校が参加しました。
岩手初出場の岩手県立大迫高校です。舞うのは、花巻市大迫町に古くから伝わる
「早池峰神楽」。豊作や子孫の繁栄を願う演目「三番叟」や阿吽の面をつけた2人の舞手による激しい動きが特徴の演目「竜天」を披露しました。

岩手県立大迫高校 1年 加藤元 さん
「前日に来たけれど夕飯の味があんまりしなかった。緊張して(本番は)頭が真っ白になっていて。三番叟を完璧にして竜天や太鼓にも触れてみたい」
岩手県立大迫高校 3年 佐々木円 さん
「遠い広島でしたことで広島の方にも興味を持ってもらい、大迫高校に来てほしい。(後輩たちに)これからも毎年出る勢いでがんばってほしい」
神楽甲子園は21日まで2日間開かれ、高校生の力強い舞で盛り上がりました。