6月中旬、福岡県粕屋町の小学校で、命を軽視する発言をした6年の男子児童に対し男性教諭が「一緒に死のうか」と言った問題。
担任がエアコンをつけ忘れたことが、ことの発端だったことが分かりました。
目撃した複数の児童が「先生、やめてください」と制止しており、学校側は体罰があったことを認め「許されないこと」と謝罪しました。
「先生やめて」目撃した児童が制止

問題が起きたのは、6月11日。4時間目の授業が始まる前の休み時間のことでした。
福岡県粕屋町の小学校で、担任の男性教諭が命を軽視する発言をした6年の男子児童を廊下に連れ出し、肩に腕を回して「一緒に死のうか」と言ったものです。
教諭はなぜ「一緒に死のうか」と言ったのか。何が起きたのか。学校と教育委員会が、7月19日に開いた保護者への説明会で、当時の状況が明らかにされました。
学校の説明によると6年生の男子児童が、担任の男性教諭が教室のエアコンのスイッチを入れ忘れていたことに不満を持ち「暑い、なんでつけてくれんやったと、死ね」と発言をしました。
この発言について別の児童から聞いた男性教諭が、「どうして死なないかんと?」となどと男子児童に問いただしました。
しかし返事がなかったことから男性教諭は、男子児童を教室の外の廊下に連れだし肩に腕を回して、窓際で「一緒に死のう、一緒に飛び降りるか」と言ったということです。