■メジャーリーグ エンゼルス 0-4 タイガース(日本時間22日 コメリカ・パーク)
エンゼルス・大谷翔平(28)が敵地で行われたタイガース戦に“3番・投手”で出場。降水確率70%と予想されたが天候も何とか持ったデトロイト。大谷は1回 、1番R.グリーン(21)への1球目、94マイル(151キロ)のストレートを完璧に弾き返され、初回初球先頭打者ホームランを浴びてしまった。大谷が打たれたホームランは14本中6本目が1回となった。立ち上がりに失点した大谷はコントロールが定まらず1回だけで20球を投げた。
2回に入ってもこの試合で軸となるボールが見つからず、先頭打者にツーベースを許したが7番K.クレメンス(26)からスプリットでこの試合初めての三振を奪うと、8番T.バーンハート(31)をスライダーでレフトフライと2死を奪った。ここからヒット、四球と2死満塁のピンチを迎えたが2番V.レイエス(27)を98マイル(158キロ)のストレートでセカンドゴロ、本来の大谷の姿とはほど遠い調子だが何とか最少失点に抑えた。
打者としては3回の第2打席、2球目をフルスイングするがファール、ここで前日21日に自打球を当てた右足つま先を引きずる素振りを見せた。最後は92マイル(148キロ)のシンカーに空振り三振に倒れた。
ピッチングでもスライダー、スプリット共に打者の手前で変化してしまい打者に見切られ、ストレートはシュート回転してしまう状態。4回は簡単に2死を奪い9番A.パドゥー(23)もカウント0-2と追い込んだがここから4球連続ボールで四球、続く1番・グリーンもカウント0-2と追い込むが4球連続ボールで2者連続四球とピンチを迎えた。そして2番・レイエスもカウント2-2と追い込んでからスライダーを上手く拾われ、ライトオーバーの2点タイムリースリーベース、2死から四球を2つ出して失点と最悪の形で点を奪われた。
立ち直るきっかけがつかめないまま5回の第3打席を迎えた所で代打を送られた。球団発表によると大谷は「ウイルス性胃腸炎」での交代となった。
大谷は4回を投げ85球、被安打5、奪三振2、四死球4、失点3で今季8敗目。
打者では1打数無安打で打率.265となった。
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