平民宰相として慕われた原敬の生家の夏の公開が盛岡市で行われています。

盛岡市本宮の原敬記念館の敷地には1850年に建築された原敬の生家が保存されています。生家の公開は4月から10月までは土日と祝日のみのですが、多くの人に見てもらおうと夏の期間は曜日に関係なく休館日を除いて行われています。木造一部2階建ての生家は当初250坪の豪邸でしたが原が12歳の時、盛岡藩が戊辰戦争に敗れてからは暮らし向きが厳しくなり1/5を残して改築されました。それでも原の祖父・直記の居室だった居間には釘を隠すために鶴の形をした金具があしらわれています。

平民宰相・原敬の生家公開は8月16日まで行われています。