▽「自家培養表皮と人工真皮」を使用した治療法を確実なものに
鳥大病院で、2020年から導入された「自家培養表皮と人工真皮」を使用した治療例は、2024年7月までに15例にのぼりました
2022年には、熱湯により、全身の皮膚の40%に重いやけどを負った2歳未満の男児に対し、同様の治療法で救命に成功するなど(※国内初の救命例)、この治療例を確立しつつあります。
鳥大病院では、この治療を特殊な治療として捉えるのでなく、熱傷治療に携わる医療機関であれば施行可能となるように普及していきたいとしています。

上田敬博 医師
「他の地域、他の医療機関でも十分治療が可能になると考えています。ただし、かなり教育や啓蒙が必要だと思うので、その辺を力入れていやっていきたいと思います」