山梨県はクマに襲われ1人が負傷した人身被害を受け、「被害に遭わないため」とした文書を出し、注意喚起を図りました。

クマが出没した中ノ倉峠登山道 19日午前8時過ぎ 山梨・身延町

山梨県では18日に身延町中ノ倉の登山道で、30歳の男性(静岡県富士宮市)がクマに襲われる人身被害が発生しました。

県内でクマによる人身被害の発生は今年度初めてで、県は改めて全市町村に注意喚起の文書を出しました。

それによりますと

【入山時の注意】
▽通行者の多い登山道を利用
▽鈴、笛、ラジオなど音がするものを身につける
▽子グマを見かけたら、すぐにその場を離れる(親グマが近くにいる可能性)

【クマと遭遇してしまったら】
①あわてず、急な動作をせずに静かにその場を立ち去る
②大声で叫んだり、石や棒を投げることは避ける
③近距離で遭遇した場合は、ゆっくりとクマを見つつ後退。背を見せるとクマに襲われる可能性がある。

などと注意を呼び掛けています。