今、スーパーなどでのカットフルーツの売り上げが好調で市場も拡大しています。夏のフルーツの代名詞・スイカも丸ごと買う人はもう少数派かもしれません。
余らせない!手を汚さない!カットフルーツの需要が拡大
40代
「コンビニとかで買うことが多いですね、カットフルーツであれば」
30代
「(カットフルーツは)週に1、2回買います」

パックの中に食べやすく一口サイズに切られた果物が入っている「カットフルーツ」。今、市場が拡大しています。

全国のスーパーでは、カットフルーツの販売金額が10年間で約2倍に。コンビニ各社もカップやパウチに入ったさまざまな商品を展開しています。
60代
「パイナップルはカットすると手がベタべタになったり」
10代
「1人暮らししているので、生ごみの処理が面倒くさかったり、気軽に食べられるのがカットされているものを買うメリットだと思う」

調査会社のインテージによると、単身世帯の増加で生鮮果物だと中々食べきれないことも、カットフルーツの需要拡大に繋がっていると言います。
千葉県野田市にあるスーパー「デイリーマートタジマヤ」では、カットフルーツの売り上げが2023年に比べ2倍に。
中でもこの時期人気なのが、今が旬の水分たっぷり!ジューシーなスイカです。
デイリーマートタジマヤ 山本悠輝 店長
「昨年は冷ケースの中でだいたい半分くらいの規模感でしたが、(今は)3列、4列並べている状況です」

というのも、パイナップルの場合、1個から2パックほどしか作れないのに比べ、スイカは1玉から切り出せる量が多く、約20パックも作ることができます。そのため、原価が上がっても安定した価格で提供できるメリットがあります。
また内容量で換算すると、パックのほうが割高なのですが、このお店ではパックのカットスイカには糖度12度以上もある鳥取県産の「倉吉スイカ」を使うことで、付加価値を出しています。
カットスイカの需要が、この夏さらに増えそうです。