「道の駅」の建設をめぐり、揺れている自治体があります。福岡県南部の大川市。東京ドームよりも広い敷地に新たな観光拠点施設「大川の駅」の建設を進めていますが、地元では賛否の声が上がっています。いったい何が起きているのでしょうか。
直売所やレストラン・キャンプ場など整備予定

RKB毎日放送 植高貴寛記者「大川の駅の建設予定地、大川市の大野島に来ています。あたり一面に広大な土地が広がっています。現在地盤の改良工事が行われていて、建設予定の展望デッキから大川市のシンボル、昇開橋を眺めることができます。」

筑後川河口の三角州に位置する福岡県大川市大野島。ここに建設されるのが、観光拠点施設「大川の駅」です。

有明海沿岸道路の大野島インターチェンジから500メートルほどの距離で、敷地面積は東京ドームよりも広いおよそ5万平方メートル。
「道の駅」と「川の駅」の機能を併せ持つ施設で農産物の直売所やレストラン、木工のまち・大川をPRする施設に加えて、キャンプ場や子供の遊び場ドッグランなどが整備される計画です。
市民から賛否「うれしい」「ほかにやることが・・・」

市民「建設して人がいっぱい来るんだったらいいと思うけれど、来なかったら廃れた感じに見えるのも嫌ですし、しっかり市がPRしてくれればいいんじゃないですか」

市民「うれしいです。大川市を知ってもらえるきっかけになるかなと思うので」
新たな観光施設を楽しみにしている市民がいる一方で、建設に反対している人も少なくありません。

「大川市の将来を考える会」代表 江藤義行さん(77)「今、反対運動をやっているんですよ。良かったら署名をしていただこうと思って」
「大川市の将来を考える会」代表の江藤義行さんは、大川市役所のすぐ側の公園で「大川の駅」の計画見直しを求めて署名活動をしています。

署名をした人「今、他にやることの順番が若干違うのかなという感じがしますね」
署名をした人「大川が立ち行かんじゃろ、あげんかとばつくっても。つくってもお客さんが行くかどうかも分からんじゃろ」













