先の見えない新型コロナの第七波に加えウクライナ情勢や円安など、企業を取り巻く環境は依然厳しいものがあります。こうした中、富山県は銀行に対し、中小企業への融資をこれまで以上に円滑にするよう要請しました。

新田知事は19日県銀行協会の中澤会長を訪れ、要望書を手渡しました。

要望書では企業に無担保・無利子のいわゆる「ゼロゼロ融資」の返済開始が今後、県内でピークを迎えることを踏まえて引き続き資金繰りの支援を行うことなどを求めています。

背景には新型コロナに加えウクライナ情勢や原材料価格の高騰に円安などの影響で事業者を取り巻く経済環境がより厳しさを増していることがあります。

県が県の銀行協会に対し要望するのは2回目で中澤会長は「柔軟に対応したい」と前向きに検討する考えを示しています。