岩手県内の自殺死亡率が全国でも高い水準となっていることを受け、県は自殺者の数を減らす取り組みを推進していきます。

これは16日に県庁で開かれた県の自殺総合対策本部会議で話し合われたものです。

厚生労働省が6月に公表した統計によりますと、去年県内で自殺した人の数は233人で人口10万人あたりの自殺者数を示す自殺死亡率は20.2と全国ワースト3位でした。県内は2020年に全国でワーストになるなど深刻な状況が続いています。県はこうした状況から3月に策定したアクションプランに沿って若年層向けに自殺防止を呼びかける動画を制作する他、生活困窮者対象の無料相談や母子家庭の支援といったきめ細かな対策を進めることにしています。