拉致被害者の曽我ひとみさん(63歳)が地元・佐渡市で署名活動を行い、帰国から20年を目前にして「進展が見られないことに腹立たしさを感じる」と胸の内を話しました。

拉致被害者・曽我ひとみさんは、19日から佐渡市で始まる野外フェスティバル「アース・セレブレーション」の会場で、被害者救出に向けた署名活動を行いました。
【曽我ひとみさん】「拉致被害者救出の署名活動を行っております。ご協力をお願いします」
10月で帰国から20年。今年で91歳となる母・ミヨシさんの帰国を願う中、曽我さんは「時間がたち過ぎている」と、いら立ちの気持ちを語りました。

【曽我ひとみさん】「20年、本当に長い長い時間が過ぎてしまいました。なかなか母の思い出を思い出すことが、最近ではできなくなってしまいました」

【署名した人】
「少しでも力になれればと思って署名しました」
「もっと若い世代の人たちにも知ってほしいというのがあります」
【曽我ひとみさん】「進展が何もみられないことに、最近は、腹立たしさを強く思っています」
曽我さんは「岸田総理には、北朝鮮とのトップ交渉を実現させるため、あらゆる努力をしてほしい」と強く訴えていました。
