金沢林業大学校指導員・八尾克己さん
「放っておくと草が肥厚して日光を遮るので、成長の妨げになる。単なる草刈りではなく植栽した苗木を育てるための作業。きっと彼らは、研修修了後は林業に携わってくれるだろうと。非常に頼もしい」

金沢林業大学校・専門コースの研修生は…
「自分の家が山を持っていて山の管理をしようと思い入学した。自然や森林を守る誇りを持って頑張りたい」
「卒業後は森林組合だったり、林業関連に就職する予定。綺麗な山を次の世代に引き継げるようにしたい」

市は、2019年度からの4年間に受けとった森林環境譲与税およそ2億2000万円を余すことなく活用し、森林組合や福祉施設と連携した障害がある人への就労支援など、16の取り組みを行ってきました。

金沢市森林再生課 吉永晃一課長補佐
「森林というのはあまりに身近な風景の1つだが、実は私たち森林から多くの恩恵を受けている。飲み水や生活用水を育むもの、あるいは災害を防ぐもの、また癒しの場としての森林…こうした取り組みを地道ではあるが継続して進めていきたい」