旧統一教会の元信者で牧師の男性が、信者の親元で育った“2世”の特殊な環境を証言しました。

■「親が旧統一教会に入り浸ると、ご飯がない」

かねてから旧統一教会の問題点を指摘してきた人がいます。東北学院大学の非常勤講師で牧師の竹迫之(たけさこ いたる)さんです。


竹迫さんもまた旧統一教会の元信者でした。
教団の霊感商法について証言します。


旧統一教会元信者 竹迫之牧師:
「印鑑・壺を高い価格で脅迫を加えお金出さないと不幸になると売る」


脱会後、竹迫さんは牧師となり元信者や信者の親などから様々な相談にのってきました。


安倍元首相銃撃事件を機に、山上容疑者のような信者の家庭で育った“2世”からの相談が目立つといいます。


竹迫之牧師:
「2世の経験談では、親が統一教会に入り浸っているのでご飯がない。親が献金するとすごい貧困になる。続々と相談が来ていて無くなった問題ではない、相談者はなぜこれが放置されているのかと」


竹迫さんは“2世”が深刻なのは経済的な困窮だけではないと指摘します。