大分市にある人気のダイビングスポットでは夏の到来とともに、海の生き物の数が増えてきています。美しい水中の様子をお届けします。
海底をひらひらと泳ぐたくさんの魚たち。この場所はー
(八尋記者)「大分市の田ノ浦ビーチに着ています。きょうは休日を使って水中散歩に出かけます」

海水浴場として親しまれている大分市の田ノ浦ビーチ。アクセスも良く周辺は県内有数のダイビングスポットで海の生き物が多く生息しています。
(大分ダイビングサービスSEDNA・堤崇亘代表)「水温が上がってきて生き物の生態行動が活発になってくる。アオリイカやタコの産卵が始まる時期で、魚もすごく多くいろんな生き物が見えるスポットです」
この日は午前中からインストラクターと一緒に海へ。
目の前に広がるのは海の生き物の世界。頭部がトレードマークのコブダイや、ヒレを広げるミノカサゴ。そしてこの時期は産卵シーズンのタコを見ることができます。

水深20メートルで見られるのは日光が苦手なオレンジ色のジュウジキサンゴ。また運が良ければこんな光景もー 水中に咲く花のようなミズクラゲの群れです。
クラゲが集まる理由を専門家に聞くとー
(うみたまご 魚類グループ・小崎貴司さん)「大潮の時期なので、流されたミズクラゲたちが一時的にたまっている状況」
また、プランクトンが増える時期のため、エサを食べにとどまっていることも考えられるそうです。
様々な生き物が暮らす田ノ浦ビーチ周辺の海、これからの季節、ダイビングを本格的に楽しむ人も増えそうです。