説明会でのやりとり(2021年11月)

2021年11月27日
住民「説明会が求められたからするんでしょ?するつもりなかったんでしょ?」
事業者「どこかのタイミングでは」
住民「もう敷地も何も工事に入っているのに、それは言い訳でしょ?」
事業者「そうですね」
住民「住民説明会終わりましたということになっとるんやないと?」
事業者「理解を得られたという書き方をしているところがございました。それに関しましては書き方がよくなかったなと」
住民「理解が得られているわけないやろ、説明会をしてないんやから」
事業者「そうですね、順番が間違っていると思います」
RKBの取材に事業者は「落ち度だった」

飲食店で行われた区長らへの説明をもってなぜ住民の理解が得られたと考えていたのか?

RKBは、事業者である鹿児島市に本社を置く南国殖産のグループ会社・田川バイオマスエネルギーに質問しました。
田川バイオマスエネルギーは「心配な点や素朴な質問なども含めた質疑応答を行い明確に反対といった意見はありませんでした」と回答。説明会を実施したのが着工後になったことについて、事業者は「落ち度だった」としています。

ただ、建設現場の周辺には星美台地区含め合わせて3地区ありますが、住民全体への説明会を開く予定はなく、建設現場にある事務所で希望者に対して随時行っているとしています。
健康被害は?「回答差し控える」

住民団体は、今年2月煙や排水、騒音で健康被害が出ないかなどを尋ねる「公開質問状」を事業者に送りましたが、返ってきたのは「回答を差し控えさせていただく」というものでした。