半導体不足に伴い新車の生産が滞っていることから中古車の価格が高騰しています。買い換えを考えている消費者、ドライバーにとっても頭の痛い問題ですが、販売業者も頭を悩ませているのが現状です。
300台の中古車をそろえる富山市の「motor.1(モーターワン)」。中古車価格が去年と比べて、全体的に1割から2割ほど上がっています。
モーターワン 徳田剛光 専務:
「(中古車の)値段はやっぱり上がってきてはいますよね。新車が思うようにお客様に届いていないこともあるので、中古車に(人気が)集中している部分あると思います」
背景にはコロナ禍により需要が急拡大した半導体の不足により、新車の生産が遅れていることがあります。
人気の車種では納期に時間がかかるものが多く、すぐに手に入る中古車の需要が高まっているのです。
記者:
「最近ガソリン代が高いこともあり、特に人気を集めているのが低価格な軽自動車です。購入者からは『新車が納品されるまでのつなぎだ』という声も聞かれます」
モーターワンではここ1年間で販売台数は増えているといいますが、利益は伸びていません。
新車が流通しないため中古車の供給量が減り、仕入れ価格が高くなっているからです。
モーターワン 徳田剛光 専務:
「結局、最後にお渡ししたいのがお客様なので、そこの部分で高くなってしまうのはどうしても悩ましいところではあると思います。どう対処すればいいか考えなければいけないんですけど、いまのところ時代の流れには逆らえない状態ですね」
国内の中古車台数が減っていることについて、専門家が指摘するキーワードは「円安」です。
北陸総合研究所・藤沢和弘さん:
「いまは円が安いですから、日本から仕入れて外国で売るというケースが結構目立っている。ロシアとか中東やアメリカに行く、国内の中古車が輸出のほうに切り替わっているので国内の弾不足がすごく強くなっている」
一方、新車生産の遅れ、中古車高騰の要因となっている「半導体不足の解消」については…。
北陸総合研究所・藤沢和弘さん:
「あるメーカーの担当者は(半導体不足解消まで)あと3年ぐらいはかかるかなと。いま、一生懸命(半導体製造の)工場をあちこちに作っているので、それが立ち上がってくるのが大体3年後ぐらいですから。おそらく半導体の相当な増産とか国内生産が始まればそのときにようやく(中古車高騰は)沈静化する」
しばらく続くとみられる中古車価格の高騰。販売業者が頭を悩ます日々も続きそうです。
モーターワン 徳田剛光 専務:
「適正な価格をいつまで続けていけるかは、ちょっと不安なところはあります。車屋にできることはある程度限られているので、今後、色々試行錯誤しながらやっていきたいと思っています」
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