米兵による相次ぐ性的暴行事件を受け沖縄県議会は、米軍に対して迅速な通報体制を整えることなどを求めた抗議決議を全会一致で可決しました。

▽県議会・米軍基地関係特別委 小渡良太郎委員長
「女性に対する性的暴行は」「人間としての尊厳を蹂躙する極めて悪質な犯罪である」「断じて許されるものではなく、満身の怒りをもって抗議するものである」
県内では去年から今年5月にかけて、米軍関係者による性的暴行事件が5件発生していますが、いずれの事件についても県や自治体への情報提供がありませんでした。

そのため県議会は10日、米軍などに対して厳重に抗議するとともに、犯罪の再発防止策や県や自治体への迅速な通報体制の整備を求める抗議決議を全会一致で可決しました。

また、岸田総理や防衛大臣などに宛てた意見書もあわせて可決されました。