夏休みを前に海や川での事故を防ごうと、大分県佐伯市の中学校で服を着たまま水に浮いて救助を待つ着衣泳の特別授業が開かれました。

この特別授業は、海や川でのレジャーが増える夏休みを前に、水の事故を防ごうと日本赤十字社県支部が各地の小中学校で毎年開催しています。

佐伯南中学校で行われた10日の授業には1年生78人が参加しました。生徒は服を着たままプールに入り、救助を待つ時の姿勢やペットボトルなどを使って体を浮かす方法を学びました。

佐伯市では去年7月、中学生が川で溺れて亡くなる事故が発生しています。

(生徒)「服は水着と違って重くて泳ぎづらかった」「自分のためにも、人のためにもなるので良かったです」「溺れている人を見つけたら、きょう習ったことを活かして助けてあげたい」

日本赤十字社県支部では、国東市や宇佐市の小学校でもこうした特別授業を行うことにしています。