今年5月に閉店したイトーヨーカドー福島店と郡山店。このうち、福島店の離職者についての対策会議が開かれ、再就職を希望する人のうち、再就職が決まった人は1割ほどにとどまっていることがわかりました。
今年5月に閉店して、39年の歴史に幕を下ろしたイトーヨーカドー福島店。駐車場は「月極め」と「時間貸し」として利用されていますが、まだ店舗の跡地利用については決まっていません。
こうしたなか、福島市でイトーヨーカドー福島店の離職者の再就職支援について話し合う会議が開かれ、福島労働局をはじめ、県や福島市などの関係者およそ20人が出席しました。

会議のなかで閉店後、福島店の従業員150人のうち、再就職先を求めてハローワークに登録した人は110人にのぼるものの、これまでに再就職が決まったのは13人で、1割あまりにとどまっていることが明らかにされました。また、離職者のおよそ6割が雇用保険の受給手続きを完了したということです。
井関義浩本部長「再就職支援のための説明会、見学会、企業を呼んだ面接会を実施している。早期の再就職支援に結びつくよう丁寧に支援している」
福島労働局では、関係機関と連携を取りながら再就職の支援を円滑に進めていきたいとしています。
一方、同じく5月に閉店したイトーヨーカドー郡山店の跡地はヨークベニマルが引き継ぎ、新しいショッピングセンターとして来年2月のオープンを目指しています。














