地方独立行政法人・広島市立病院機構は9日、職員2人について、パワーハラスメントで懲戒処分を行ったと発表しました。
懲戒処分を受けたのは、いずれも広島市中区の広島市民病院で働く一般職員で、30代と20代のあわせて2人です。
広島市立病院機構によりますと、30代の一般職員は、去年8月に後輩職員と業務に関して電話した際に、後輩職員に対して「バカ」「死ね」などと人格を否定する発言をしたということです。また、日頃から人格を否定する発言に加えて、後輩職員と外出先で会った際に手で頭をたたくなどして、後輩職員は病院で精神疾患と診断されたということです。
一方、20代の一般職員は、去年6月に職場の飲み会で、同じ後輩職員に対して、人格を否定する発言や後頭部を叩くといった言動を行ったということです。また、日頃から飲み会の場などで後輩職員の頭を叩くなどして、その結果として後輩職員を精神疾患に罹患させたということです。
2人の行為はパワーハラスメントに該当し、就業規則に違反するとして、機構は9日付けで2人に対し、1か月の給与から1日分の2分の1を減給する懲戒処分を行いました。
また、2人の上司に当たる課長補佐級の50代の職員に対しては、管理監督を怠ったとして、文書で厳重注意を行ったということです。
広島市立病院機構では「あってはならないこと。医師を含めた全職員にハラスメントの研修を行っているが、より強化して再発防止に努めたい」としています。
注目の記事
「現金を使えない子が増えた」“新潟唯一の問屋”を継いだ駄菓子屋店主が日々感じる“現代の子ども”と時代を超えて続く“小さな社会” 新潟市秋葉区

「自分は小児性愛者、女の子にしか興味がない」 再婚相手の娘(8)とその友だち(7)2人に性加害 45歳の男は7年前にも同様の事件 事実上”野放し”に

「田舎の造園屋」が魂を込める“105万円の推し活” 同郷の横綱・大の里への愛があふれて社長は本場所の“懸賞金スポンサー入り”を決断

「お昼ごはん、何が食べたい?」と聞かれたら…どう答える?地雷ワードと神ワード 共働き世帯増も、家庭内の役割は変わらず?

「朝起き上がれない…」“なまけ” と誤解されやすい起立性調節障害 不登校の児童生徒の約4割が苦しむ 適切な理解と支援を

世界陸上の競技直後にプロポーズした、されたスロバキア代表選手2人が東京大会は「婚約者」として「同日同時刻」スタート!当時の裏話や東京大会への意気込みを語る
