自動で文章や画像を作る人工知能=「生成AI」を活用した特別授業が、岡山市東区の瀬戸高校で行われました。

「AIと人間がこれから一緒になんかしないといけない。人間がAI使うとかじゃなくてAIが人間を使うでもなく」

生成AI、いわゆる人工知能の正しい使い方について学んでいるのは高校生です。国は今年度デジタル人材の育成を目的に、瀬戸高校など全国の高校・1010校を「DX(ディーエックス)ハイスクール」に指定していて、瀬戸高校では人工知能=生成AIを使った効率的なデータ収集の方法などについて学んでいます。

生徒たちは、普段「NISA投資」「食品ロス」「防災に対する備え」など、自分たちで決めたテーマについて調べていますが、きょう(9日)の授業では生成AIを活用してデータ収集を行いました。

(生徒)
「(AIに)わかりやすいようにとか言ったら、(AIが)わかりやく教えてくれるから、調べたいことを検索するときの材料になるかな」

(生徒)
「自分たちの取り組みをする上でちょっと行き詰っていた部分があったので、きょう聞いた話を自分たちの活動の中に取り入れて今後生かしていきたいなと思っています」

(瀬戸高校 笹埜圭亮校長)
「今まで体験もしたことなかったようなワクワク感を生徒が十分感じられた。その中で探求学習が進んだのではないかと」

生徒たちは今回学んだことについて、来月(8月)に行われるオープンスクールなどで発表する予定です。