母親とみられる遺体を自宅に3か月以上放置したとして、山口県周防大島町の40代の兄弟2人が5日、逮捕されました。

死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、周防大島町久賀の無職・河井健司容疑者(49)と、同じく河井裕二容疑者(45)の兄弟2人です。

警察によりますと、2人はことし3月ごろ、自宅で母親の西村惠美子さん(当時77)とみられる女性が亡くなっているにもかかわらず、埋葬せずに、きのう朝まで放置した疑いが持たれています。

福満まい記者リポート
「現場は周防大島にあるの閑静な住宅街です。この家の中に女性の遺体は3ヶ月以上放置されていたということで、警察が捜査に入っています」

「西村さんの姿を見かけない」という連絡を受けて、役場の職員と警察官が家を訪れたところ、居間で布団をかぶって、あおむけで横たわる女性の遺体を発見しました。

付近住民は
「息子さんたちは夕方買い物に行くんですけど、それにお母さんもついて歩いて行ってるんですけど最近息子さんだけで行ってたんで」

警察は「捜査に支障がある」として、2人の認否を明らかにしていません。遺体は腐敗が進んでいましたが、目立った外傷はみられないということで、警察は遺体を司法解剖して女性が死亡したいきさつや、動機などを捜査することにしています。